代表について

代表について

代表理事 ストーリーテラー 田所 雅子

「こどもは自然の中で遊んで育つもの!」という自らの信念のもと、子育ては、きれいな川のある自然の中で!と家のすぐ近くを流れる狩野川の清流に惚れて28年前狩野川上流の伊豆天城に移住。そこで、末の息子のためにプレーパークを作る。

20年以上になるプレーパークの運営、およそ30年の文庫活動などの子育ち支援の活動で、延べ5万人ほどのこどもと直接関わる中、こどもがよりよく育つためにはお母さんの関わりが大きいことを痛感する。

こども達と触れ合う中で学んだ「こどもが育つのに大切なこと」を理論的に整理するため、2011年1月、自身も会員の「こども環境学会」副会長 汐見稔幸さんの講演を中心としたフォーラムを開催し『育つ力育てる心~子どもの育つ力を奪っていませんか~』と題して冊子にまとめた。この冊子は、伝承の子育て、脳科学、佐々木正美さん、毛利子来さんの教えなどを元に私のこれまでの活動を発達科学の視点でまとめたもの。2011年8月より「子育てメソッド」を伝える無料メールマガジンもスタート。こども向けには、文庫活動をプログラム化してボイストレーニングを取り入れた「こども表現教室」を2012年4月から定期開催。

2013年、2年間のメルマガ配信を通じて子育ての悩み相談を受け、無料で個々にアドバイスをしてきたこと、ボイストレーナーとして声の悩みを解決してきた体験から、お母さんが即実践できるように体感ワークを取り入れたセミナーを開発する。子育ての理論や脳科学と併せて呼吸法、声の出し方などのワークやレッスンを取り入れた「声と言葉の子育てメソッド」として体系化し、セミナーを定期開催するようになる。2019年現在、さらにブラッシュアップして「マザーボイス子育てメソッド」として提供している。

お母さんの声の大切さをお伝えする中、お母さんの声にはこどもの心を癒す特別の力があることが科学的に証明された論文に出会う。

さらにセミナーで実際に学んだ方の実践で結果が出てきたことで、いよいよお母さんの声を磨くことで子育てがうまくいくことを確信。お母さん向けセミナーを「ままなび塾」と名付けて2014年3月より本格的にスタート。その後さらにブラッシュアップして「お母さんのヒーリングボイス養成講座」から、2019年現在、マザーボイスアカデミー協会の「マザーボイスマスター講座」まで、声のレッスンを中心に据えて子育てを楽しく学ぶ講座として提供している。

kouen06

お母さんたちからは
田所先生のアドバイスで、声を意識して絵本や物語を心をこめて読んであげたら、1か月もしないうちに、親の言うことを聞くようになり、ウソをついては言い逃ればかりするこどもが素直な子になり、こどもとの関係がとても良くなった!
声と言葉の力を日々の暮らしの中で実感した!
子育ては、親が何かをしてあげることではなく、こどもの育つ力を信じて見守り、親がリラックスしていればこどもにいい影響があることがわかり、子育てがとても楽になった!」「もっと早く田所先生のセミナーを受ければよかった。たくさんの人に伝えてほしい!!」と好評を博している。

起業のため休止していたストーリーテラーとしての活動も2018年より再開。マザーボイスアカデミー協会では「ストーリーテラー養成講座」を提供し、年に数回イベントとして「語りライブ」を主催している。

森をまるごと「チルドレンズ・ミュージアム」にしてしまうことを夢に持ち、ミッションとしている。そのため「こどもは遊んで育つ!」を実践する場、こどもが心から解放される自然体験の場、思い切り遊ぶ場として、国有林「天城遊々の森」を活用させてもらい「森あそび塾」をNPO法人伊豆こどもミュージアムの活動として提供している。

今後、”お母さんが子育て上手になる講座”と”こどもが思い切り遊ぶ場”を同時に作って広めていくためにも、マザーボイスアカデミー協会のインストラクターの育成に力を入れている。

生粋の猫好きで、ついつい拾ってきてしまい、4匹の猫が家族の一員。

脳科学の実験論文はもちろん、ある時突然、本の活字が母の声となって頭の後ろから聞こえてきたという声にまつわる体験、母の声のエピソードが、マザーボイスアカデミーで教えている「こどもの人生を支える母の声」の根拠の一つとなっている。

マスコミ・メディア掲載

2011年3月静岡県子育て応援事業で子育て支援冊子『育つ力育てる心』を執筆、刊行。

2011年5月 NHKテレビ「ひるブラ」に出演。森の活動を紹介。

2011年10月静岡朝日テレビ「スマイルキッズ」に出演。NPOの事務所兼遊び場を紹介。

2011年11月~2012年12月 地元日日新聞の「放課後相談室」に教育コラムを連載。

2012年『孫の力』6月号で伊豆の語り手として「伊豆半島に伝わる伝承民話の語り手は子育ち支援とお年寄りのケアに心を砕く。」と題され5ページにわたって掲載される。

2013年6月静岡の子育ち親育ちを応援する「情報誌みかん」にコラム連載。

2019年出版社「未来パブリッシング」からの商用出版が決まり、2020年1月「マザーボイス子育てメソッド」出版予定。

受賞歴

2003年4月 第一回子ども読書推進賞受賞

2003年11月 国際ソロプチミスト天城 地域ボランティア賞受賞

2006年4月 こども環境学会活動奨励賞受賞

2007年4月 一筆啓上賞秀作入選

2009年2月 静岡県子ども未来大賞特別賞受賞